飯山の魅力に出会うには、歩くことがいちばん。
雪国の小京都と称される古趣あふれる街並み、誰もが懐かしいと感じる原風景が広がる美しい里、そのなかにひっそりとたたずむ閑静な寺社仏閣。
なにげないワンシーンにも地域の暮らしとの接点や、歴史や文化、それぞれの物語が秘められています。一緒に歩きながら、
飯山の魅力を伝授してくれるのが観光ガイド「飯山ふるさと案内人」。紅葉真っ盛りの晩秋、飯山ふるさと案内人の大月さんに寺町エリアを巡る2時間コースをガイドしていただきました。
人が好きで、旅が好き。明るく朗らかな人柄で、一緒に歩いているとこちらまで笑顔になってしまうような天性の(!?)ガイド、大月さん。
趣味はスポーツ全般。飯山で好きなスポットは、菜の花の時期はどこも最高!とのこと。
飯山生まれの仁王様がお出迎え
JR飯山駅のすぐ隣にある観光案内処で「飯山ふるさと案内人」の大月さんと合流。いよいよ旅の始まりです。
……と、思いきや、観光案内処のスタッフ村松さんにお茶をいれていただき、さっそくのひと休み。お茶うけには新鮮なブドウまで! ひと息いれたら、さあ出発です。
禅の教えを具現した寂然とした庵
臨済宗の再興者で、名僧・白隠の師としても知られている正受老人(道鏡慧端)が終生を過ごした庵で、禅道場としても有名です。本堂は1847(弘化4)年の善光寺大地震の後に再建されたもの。清貧の修業の日々を今に伝える森閑としたたたずまいの庵で、県史跡や全国古寺名刹百選に選ばれています。
寺社の周辺は遊歩道になっていて、文人墨客が愛した昔ながらの風景の中を散策できます。
八方にらみの竜が守る名刹
歴代飯山城主の菩提所となっている由緒ある古刹。本堂外陣にある竜の天井絵は、どの位置から眺めてもその人の方を見ているので「八方にらみの絵」といわれています。
徳川家康から拝領したとされる秘仏の「黒本尊」をはじめ、数多くの寺宝を有しています。
新緑と紅葉が美しい「飯山の苔寺」
忠恩寺のすぐ隣にあるのが、「飯山の苔寺」とも称される称念寺です。両方のお寺の梵鐘が並んでいるのは全国でも珍しいので、大みそかの除夜の鐘の名所としても知られています。創建は不詳ですが、1620(元和6)年には現在の場所にあったそうです。
石段を登って門をくぐると視界一面の紅葉! 思わず歓声が上がる絶景が広がります。
金箔のトイレは伝統技術の賜物
飯山の伝統工芸である飯山仏壇をはじめ、飯山近郊エリアの伝統工芸品やお土産などの展示販売を行っている展示試作館。かつては修験寺院だったので室町時代作と伝わる本尊・不動明王像もいらっしゃいます。休憩エリアもありますが、こちらの名物といえば……。
展示試作館の休憩エリアには無料サービスのお茶が常備されているのがうれしいですね。
木造アーケードには仏壇店がずらり
「雁木(がんぎ)」とは雪よけの屋根のことで、約300mにわたって雁木が再現されたアーケードになっています。別名「仏壇通り」とも呼ばれているように、飯山の伝統工芸である仏壇店が軒を連ねる全国的にも珍しい通りです。この通りだけで年間1000本もの仏壇を生産しています
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